アクアフォームをブルーベリー養液栽培で使う理由について

 のアイコン画像 

・アクアフォームを養液栽培をするのはどうして?

本記事の内容
  • アクアフォームを養液栽培に使う理由【機能面】
  • アクアフォームをブルーベリー養液栽培でなぜ使うの?【実用面】

アクアフォームは生花などに使われるオアシスと似たようなものです。

オアシスよりアクアフォームのほうが性能に優れているため、最近では多くのフローリストに愛用されています。

僕が使っているアクアフォームは、正式には「粒状アクアフォーム」と呼ばれ、オアシスを砕いたものです。

アクアフォームを養液栽培で使用する理由についてまとめてみました。

かみちゃんのアイコン画像かみちゃん

『ブルーベリーラボのおがた』を運営してます。
かみちゃんです。(Twitterはこちらインスタグラムはこちら
元々、家庭菜園やブルーベリー栽培が趣味です。

2018年からブルーベリー養液栽培(かんたんキット)を開始。
2019年10月から本格的なブルーベリー養液栽培を開始してます。
現在は、ブルーベリー狩り観光農園の2021年に開園に向けて準備をしてます。

アクアフォームを養液栽培に使う理由【機能面】

アクアフォームを使った栽培方法について【ブルーベリー栽培には最適】
アボカドです

アクアフォームを使った栽培方法の多くは養液栽培です。

養液栽培の方法は、ポットに土の代わりにアクアフォームを入れて植物を栽培していきます。

養液栽培とは
  • 養液栽培(ようえきさいばい)は植物の成長に必要な養分や水分を、液肥として与える栽培方法のこと
  • トマトやナス、ホウレンソウやレタス、メロンやイチゴ、バラなど幅広い植物に使われている栽培方法。
  • 培地(土など)を用いない栽培方法を水耕栽培という。

アクアフォームを土の代わりにする理由

一般的なポット栽培は土をポットの中に入れて栽培をします。

では、どうして土でなく、土の代わりにアクアフォームを使うのでしょうか。

アクアフォームを土の代わりに使う理由
  • 透水性・保水性・排水性に優れている
  • 半永久的に団粒構造が保たれる

この2つがあるからです。

アクアフォームと土の透水性・保水性・排水性の比較

アクアフォームを養液栽培で使用する理由について【ブルーベリー養液栽培】
アクアフォーム
アクアフォームを養液栽培で使用する理由について【ブルーベリー養液栽培】
優れた土

左が「アクアフォーム」、右が「優れた土」の気相、液相、固相を図にしました。

アクアフォームも土も、ともに水分を保持した状態です。

比べると分かるように、「アクアフォーム」は気相が圧倒的に多いです。

ここで、植物が生長するのに大切な『根』の仕組みを知っておく必要があります。

植物の根の仕組み
  1. 根が水や養分を吸収することで植物が生長する。
  2. 根が水や養分を吸収するために(=根が活動するために)エネルギーが必要
  3. 根が炭水化物を酸素で分解し(=呼吸し)、ATPというエネルギーのもとになる物質を作る
  4. ATPによって根は水や養分を吸収することができる

つまり、植物の根が生長するには、根の周りに十分な酸素と水分・養分が必要となる。

もう一度、先ほどの図を見ていただくと、わかるように植物の根が生長するのに理想的な環境状態を作れるのが「アクアフォーム」ということになります。

半永久的に団粒構造が保たれる

アクアフォームは土に比べると植物の生育に良いとされている「団粒構造」が半永久的に保たれます。

このような理由から、アクアフォームを培地とした養液栽培で、僕はブルーベリーを主に育てています。

ブルーベリー養液栽培と同じ要領で、他にもラズベリー、ブラックベリー、アボカド、フィンガーライム、マンゴー、ぶどうなどを実験的に育ててます。

アクアフォームを使った栽培方法について【ブルーベリー栽培には最適】
マンゴーです

アクアフォームをブルーベリー養液栽培でなぜ使うの?【実用面】

アクアフォームを使った栽培方法について【ブルーベリー栽培には最適】
フィンガーライムです
ブルーベリー養液栽培にアクアフォームを使う理由
  • 「ブルーベリーの成長に適している」
  • 「養液を自由にブレンドできる」
  • 「植え替えをほとんどしなくて良いから」

僕がアクアフォームをブルーベリー養液栽培で使う理由は「ブルーベリーの成長に適している」、「養液を自由にブレンドできる」「植え替えをほとんどしなくて良いから」からです。

アクアフォームを使った栽培方法について【ブルーベリー栽培には最適】
ブルーベリーです

ブルーベリーの成長に適しているから

先程と重複しますが、アクアフォームは植物の根に最適だからです。

半永久的に団粒構造が保たれる

農業を経験し始めると、一度は耳にするのが「団粒構造」という言葉です。

土の構造を示す言葉で、「団粒構造」は植物が育つのに適していると言われます。

団粒構造とは
  • 土と土が団子状に存在しており、団子状になった土と土の間には適度な隙間ができている
  • 団粒構造の適度な隙間があると、植物の根が伸びやすく、植物が成長しやすくなる

土も団粒構造になっているのですが、雨が降ったりすることで土の団粒構造は少しずつ崩れていきます。
しかし、アクアフォームの団粒構造は雨が降っても崩れません。

そのため、一度、ブルーベリーの苗を大きいポットに植え付けたら、少なくとも10年以上は植え替えしなくてもよくなります。

もし鉢栽培(培土は土)でブルーベリーを育てる場合は、2,3年に1回は植え替えてやる必要があります。
植え替えるためには、土の購入代金と労力がその都度必要になってきます。

培土をアクアフォームにすれば、植え替える時のお金と労力がカットできることになります。

透水性・保水性・排水性に優れている

ブルーベリーだけでなく、植物の育成に大事なのが培土の透水性・保水性・排水性です。

透水性・保水性・排水性に優れていると根腐れが起きにくく、植物の生育に非常に重要な根毛の発達が良くなります。
さらに透水性も良いことから、かん水管理が非常に楽になります。

水や養液を与えすぎてしまっても、与えすぎてしまった分はポットの外へ流れ出ます。
そのため、アクアフォームに含まれる水分や養分は一定の状態で保たれるため、植物からすると比較的安定した環境となります。

安定した環境のほうが植物は成長しやすいです。

アクアフォームを使った栽培方法について【ブルーベリー栽培には最適】
2020年1月の育苗場
アクアフォームを使った栽培方法について【ブルーベリー栽培には最適】
2020年8月の育苗場

実際、約半年でここまで成長しました。

アクアフォームは養液を自由にブレンドできる

アクアフォーム自体には栄養がないため、水分と養分を含んだ養液を適宜与える必要があります。

適宜アクアフォームに養液を適宜流すのに、人の手を使っていたら大変なので機械システムを設置してやります。

アクアフォーム自身は栄養を持っていないため、与える養液の水分と養分がブルーベリーの成長に直接影響がでます。

ということは、養液の内容を好きなようにアレンジすることで、成長が変わってくるので楽しいですよ。

ブルーベリーの苗の植え替えをほとんどしなくて良いから

ポット栽培のデメリットの一つに「苗の植え替え」があります。

植物が生長するとポットの中に植物の根がいっぱいになってしまいます。

そのため、適宜ポットの大きさを変え、苗を植え替えてやる必要があります。

これが結構手間ですよね。

ですが、アクアフォームは大きめのポットに植え替えた後は10年はそのままでも大丈夫です。
(長く営業しているブルーベリー狩り観光農園などは植え替えはしていません)

植え替えを気にしなくても良いのは僕にとってはとてもありがたいことです。

【まとめ】アクアフォームを養液栽培で使用する理由

アクアフォームを養液栽培で使用する理由
  • 植物の成長に優れている
  • 養液の内容によって成長に変化がみられる
  • 苗を植え替える手間が減る
よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

たっぷできるもくじ
閉じる