・ブルーベリーの苗が元気がないような…
・この枝だけ枯れてる?色も少し黒いよね…
・これって病気?どうしたらいいの?
このような疑問に答えます。
記事はブルーベリー関連の書籍・情報、僕の経験を基に記事を作成してます。
しかし、ブルーベリーは植物であり、栽培方法・品種・地域など様々な原因があり、本記事の内容と異なることもあります。あくまでも一つの情報として、あなた自身のブルーベリー栽培に活かしていただけたらと思っています。
この記事を読んでもらうと、枝枯れ病の原因や対処法、予防法を知ることができます。
ブルーベリーの枝が病気?黒くなって枯れてきた【枝枯れ病の見た目】
気づいたら、大切に育てているブルーベリーの枝の色がいつもと違う時があります。
普段は緑色のキレイな枝が茶色のような、黒色のような色に変色してます。
枝が太くなりゴツゴツとした幹になった時の茶色とは違います。
枝の表面は滑らかなのに、色だけが茶色、もしくは黒色。枝が枯れてる??
上の写真のようになっていたら『枝枯れ病』を疑ってください。
『枝枯れ病』は特にポット栽培、アクアフォームを用いた養液栽培でみられる病気です。
逆に、地植えのブルーベリー栽培ではあまりみられない病気です。
枝枯れ病の原因
「枝枯れ病」になる原因は大気中に存在する「フォモプシス菌(ホモプシス菌)」といわれてます。
「フォモプシス菌」は大気中にいつも存在している菌なので、元気なブルーベリーには悪さはしません。
しかし、ブルーベリーの株の体力が落ちている時に「フォモプシス菌」がブルーベリーの木に病気をもたらせます。
人でも体力が落ちていると風邪にかかりやすいような感じです。
枝枯れ病になった時の対処法
- 水やりをストップすること
- 黒くなった枝を切り落とす
対処法は2つあります。
1つ目の対応は、水やりをストップすること。
あくまで目安ですが数日は水やりをストップして下さい。
特にブルーベリー養液栽培で育てている方は潅水をストップするのが最初の対応です。
2つ目の対応は、黒くなった枝を切り落とし、切り口にトップジンを塗布することです。
切り落とす場所は黒くなった枝より根本の部分です。
病気が進行している枯れている枝の途中で切ると、切り口の断面は「黒色〜茶色」です。
切り口がキレイな緑色なら問題ありませんが、一部黒かったり、茶色かったりします。
切った後の切り口をよく観察して下さい。
写真のような場合はもう少し付け根を再度切り落として下さい。
切り口の断面がキレイな緑色であれば、切った部分まで病気が進行していないことがわかります。
切り落としたハサミには「ファモプシス菌」が付着してます。
そのまま別の枝を切ると感染を広げることになります。
必ずアルコール消毒してください。
切り落とした断面にはトップジンを塗布して、治療は終了です。
(水やりは数日はストップしておいた方がいいです)
【予防】枝枯れ病を防ぐためにすること
枝枯れ病は「ポット栽培」、「水のやりすぎ」、「植え付け2〜3年目と若い苗」がなりやすいです。
この中で気をつけて対処できるのは「水のやりすぎ(過湿)」です。
枝枯れ病になりやすい時期は、ブルーベリーの苗が冬を越して、花芽をつける頃(一番体力が無い頃?)です。
この時期(3月〜5月頃)に水をやりすぎると『枝枯れ病』になるリスクは高まります。
もし『枝枯れ病』になってしまったら思い切って水やりをストップして下さい。
3月〜5月頃でしたら、よほどのことがなければ枯れることはありませんので思い切って水やりはストップしてください。
大事なことなので2回言いました。
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