福岡県直方市にあるブルーベリー食べ比べ観光農園
『ブルーベリーラボ直方』です。
非農家出身で、農地もありませんでした。
40年間、農業とは縁のない人生でした。
ブルーベリー養液栽培で育てられたブルーベリーに感動。
「かんたんキット(簡易的なブルーベリー養液栽培)」からブルーベリー養液栽培の世界に。
2019年10月:本格的なブルーベリー養液栽培を開始。
妻とともにプロのブルーベリー農家になることを決心。
2021年6月:ブルーベリー食べ比べ観光農園をオープン
プロのブルーベリー農家としてブルーベリー栽培の情報を発信中
(YouTubeはこちら)
2年以上かけて2021年6月にオープンまでたどり着いた「ブルーベリーラボ直方」
お客さんに喜んでもらうために、大切に、大切に2.3年間育ててきたブルーベリーが何者かに折られてました。
ブルーベリーの木が何本も折られたことによる腹立たしい気持ちと、お客さんに喜んでもらうために大切に育てた実(しかも食べごろ)がなくなったことで心が折れそうでしたが、立ち止まっていたら前に進めないので色々な人に相談。
相談する中で、私達以上に悲しんでくれたり、怒ってくれたりする方も居て、涙が出そうでした。
相談していく中で、やるせなく悔しい気持ちを情報発信するとすぐにレスポンスが!
早速、教えていただいた『箱罠』作戦を施行。
翌日の箱罠
入ってました。
アナグマ
右にあるのは罠の中にしかけた「トウモロコシ」。
トウモロコシ農家もアナグマの被害にあうみたいです。
可愛い顔をしてますが、もちろん野生のアナグマなのでめちゃくちゃ凶暴です。
ただ、折られた本数、農園についた足跡の数から少なくとも複数犯(3頭以上?)と思い、更に箱罠を仕掛けました。
連日でもう一匹アナグマを捕獲しました。
(箱罠を置く場所はアナグマの心を読みながら置いてます)
残りは1頭だけか、それを捕まえれば被害はゼロに?
しかし、話を聞くと、アナグマはウジャウジャいるので対策も同時にしていく必要があります。
これ以上のブルーベリーの被害拡大を防ぐために入ることができそうな隙間を埋めたりなどの対策はしてます。
ブルーベリーの被害が拡大すれば、今年のブルーベリー狩りは終了となってしまいます。
アナグマから受けたブルーベリーの被害の状況
アナグマは完熟したブルーベリーの実の匂いから、ブルーベリーの枝に足をかけ、実を落としたり枝を折ったりしている様子。
折られたブルーベリーの木は数えただけで20本以上、もちろん実が熟していた木なので実も食べられており全滅です。
私達の農園は300本のブルーベリーを育てているため、約1割のブルーベリーの実が今年アナグマに食べられた計算になります。
イノシシやアナグマ、ハクビシンなどの害獣対策で農園周囲にネットを張っていたり、農園周囲に電流が流れる電柵をしていたのですが、今回の被害は起きました。
ブルーベリーの実が熟した頃に被害がみられるようになったため、ブルーベリーの匂いにアナグマは釣られてやってきたのだと思います。
アナグマが気に入るほどブルーベリーの香りも良く、美味しいことは嬉しいのですが、10組以上のお客さんのご予約やお問い合わせを断ってしまうこととなり、本当に心苦しい気持ちでいっぱいです。
美味しいブルーベリーが食べたいという多くの気持ちに応えたいと思って、ブルーベリー栽培をしていますので来年に向けて対策をたてていきます。
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